テーマ:辞書

滂沱について

 5年前の2月に『号泣の意味も知らずに』という記事の中で,「大粒の涙を出して泣くだけでは,『滂沱の涙を流した』といった表現はしても,『号泣した』とは言えません。」と書きましたが,今回はその『滂沱』(ぼうだ)についてです。  手元にある『広辞苑 第四版』では,   ぼうだ【滂沱】①雨の激しく降るさま。明月記「雨漸く―」 ②涙の…
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漢字は表意文字です。

 最近,漢字の一文字一文字にそれぞれの意味があるということが忘れ去られつつあります。二文字以上の熟語でもそれを構成するそれぞれの漢字の持つニュアンスを引き継ぎます。  ここでは,『受領』という言葉を例にとって考察します。  先ず,『受』及び『領』が一文字でどの様な意味合いを持つのかということですが,漢和辞典の代わりに『新漢英…
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『退出』を用いましょう

 最近気になるのが,『入室』と対になる言葉です。『退室』なるものをよく見掛ける様になりましたが,少なくとも,広辞苑第二版にはそのような言葉は掲載されていません。  『入』と対になるのは『出』ですが,『出室』という言葉はないので,やはり『入室』と対になるのは『退出』しかなさそうです。なお,『退』は『さがる』,『出』は『でる』の意です…
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大人数・小人数の読み方は?

 このトピックは,論理的思考に長けた方であれば納得していただけると思いますが,数は『大小』,量は『多少』で対比します。この原則が守られていた時代からある,昔ながらの日本語に,『大人数』及び『小人数』があります。  この読み方はと言えば,それぞれ『おおにんずう』,『こにんずう』です。昔の辞書にはこの読み方しか載っていませんでした。問題は…
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『子女』の本来の意味

 『子女』という言葉は,本来の意味で使われる場合と,意味を取り違えた使い方(誤用)が定着してしまった場合とがあります。誤用としての使用法も辞書に載ってしまったことから,もう取り返しがつかないのかもしれません。  元々『子女』という成語に於いて,『子』は男の子,『女』は女の子を意味し,『子女』の組み合わせで「男の子と女の子」,「子供」を…
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訂正記事

以前,『「プロマイド」ではありません』という記事を書きましたが,原紙は「ブロマイド」であるのに対して,芸能人の写真を焼きつけたものには「プロマイド」という商品名が付けられていたとのことで,お詫びして訂正いたします。 世の中,辞書に載っている言葉がすべて正しいとは限らないという好例ですが,今後はもっと丹念に調べてから記事を書きたいと…
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『きめ細やか』??

 昨年,Web上のコラムに『きめ細やか』という表現は如何なものかと書き入れましたが,徐々に賛同いただける方々が増え,ブログでの引用も見受けられるようになりました。(出典は明示されていませんが,文章表現は同一性が高いものです)  相変わらず,この表現が流行のようですので,コラム by 神保雅人の言葉遣い考2 気になる誤用 (2007/1…
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