『時限』を『限』と言う勿れ

 前任校では長年教務委員会に所属し,委員長も務めていた身として,最近気になる言葉は,『1限,2限,・・・』というものです。正しくは,『1時限,2時限,・・・』なのですが,最近は省略語が流行っている様です。

 しかし,漢字の一文字一文字にはそれぞれ意味があることを意識していれば,単に『』では何を区切っているのかが判らず,可笑しな表現だと気づく筈です。

 この様な省略語は,私が大学生の頃には既に一部の学生達には使われていましたが,当時は「授業をフケてゲーセン行こうぜ」といった言葉遣いをする人達による使用に限られていました。

 こういう言葉に関しては,学生達が日常会話で用いる分には目くじらを立てる気はありませんが,大学の教職員が用いるべきではなく,ましてや正式な文書に書くべきではないと言いたいのです。何故ならば,この手の言葉を使用していると,我々以上の世代の人々からは,それを以て大学のレベルが推し量られてしまうからです。

 なお,昔々,非常勤講師を務めた大学で,初めて学生から「来週はシューカツなので休みます」と言われた際には,何のことか判らず,説明を求めました (靴のカツレツではないだろうとは思いましたが)。最近は,大人達もこの学生言葉に擦り寄り,『就職活動』とまともに表記することが少なくなりました。これも正式な文書には『就活』と書かない方が良いと思いますが。

by 神保 雅人


(追記)

 教務のプロパーが存在する大学であれば,学内の文書やWebページでは間違い無く,『時限』と表記されています。

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