感涙にむせぶ

 以前,『号泣の意味も知らずに』という記事を書いたら,今なおアクセスは続いていますが,最近では,『号泣』の誤用は結構認知されてきたようです。
 しかし,今週の新聞記事の表題では『大粒の涙』と書かれたものがあり,『号泣』が誤りだとなると,感動して泣いているというニュアンスを伝える言葉が思い浮かばないというのでは困りものですね。
 誤用の指摘ばかりしているというのは生産的ではないので,こういう言葉を用いれば良いのではという提案もしていきたいと思います。
 そこで,表題の『感涙にむせぶ』ですが,感動して涙を流している場面を表す適切な表現でしょう。

by 神保雅人


(追記)

 先日,偶々目にしたTV番組で戦前の方の文章が読み上げられていましたが,その中で『熱涙』という言葉に接して,先人の語彙力の高さに感心しました。涙を流すにも様々な状況があり,それに応じた表現が昔から豊富に存在していますので,学ぶべきことは沢山ありますね。

この記事へのコメント

2011年10月22日 18:43
 この表現もじわじわと涙を流しているだけの時にはそぐわないですね。
2013年01月11日 15:30
最近では,『号泣』をむやみに用いる人々がようやく鳴りを潜めつつあり,TV番組では『感涙必至!』という表現が用いられ始めています。

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