サービス部門の自覚

 前任校在職時には,教育研究情報センターを立ち上げ,センター次長やセンター長を務めました。当時,関係各位に浸透させた考え方は,『ユーザ在ってのセンター』というものでした。要するに,センターはサービス部門であり,如何にしてユーザがシステムを安全にかつ快適に利用できる環境を整えるかについて日々心を砕くべきだということです。
 また,大学のセンターである以上は,ユーザとして想定する対象が学生のみでは不充分で,最も大切な授業を担当する教員に,ユーザとしてのトッププライオリティを設定して,その意見を間断なく聴取すべしという方針も掲げていました。
 このセンターを立ち上げるまでは,私自身が先ず平成4年に,MS-WindowsやOfficeがFDベースという環境で,スタンドアロンのPCのメンテナンス作業を毎日放課後に行うことから始めて,後にサーバを導入してインターネット接続し,学内中にLANを張り巡らせた平成8年からは,サーバ管理およびネットワーク管理に携わりました。
 ところが,現在,世の中を見渡してみると,未だまだ『ユーザは管理すべき対象』という汎用機時代の考え方が一部で残っているようです。
 20年前までは,汎用機が普通に稼働していて,『使わせてやるから金を払え』式の,今時の言葉でいえば『上から目線』の考え方が罷り通っていました。
 因みに,『ユーザアカウント』という用語は,汎用機時代の課金制度の名残なので,私個人としては通常,『ユーザID』という用語を用いています。
 世の中全体がユーザ視点の発想に移行していく為には,やはり『サービス』について学ぶ人達を増やしていく以外ありません。

by 神保雅人

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

2010年07月16日 13:01
汎用機時代にあっても,母校のセンター職員の皆さんはユーザ想いでとても親切な方々ばかりでした。特に,私が博士課程後期課程に在籍中はCPU時間の累積でトップというヘビーユーザであったこともあって,センター職員の皆さんには大変お世話になりました。こういう体験が私の考え方のペースになっているのだと思います。

この記事へのトラックバック